「CT」・「マイクロスコープ」・「セレック」宝の持ち腐れにさせない成功法
投資に対してのリターンが得られるのか…
最近良く耳にする若手歯科医師達の言葉に「保険治療では将来がないので自費診療に力を入れていきたい」、「常に最新機器導入して先端治療していきたい」があります。
医療業界では常に新しい技術が導入されていますが、歯科治療にも例に漏れず、最新、最先端と言われている技術が幾つかあります。
その先端治療実現の為には最新医療機器導入が不可欠で、それら機器を導入し、先端治療を看板として掲げ、他院との差別化を図ろうとする事が生き残る唯一の方法とされる傾向が現歯科業界には多く見られますが、冷静に考え良く検討する事をお勧めします。
CTやマイクロスコープ、セレックなどの最新医療機器はかなりの高額ですが、無理して導入したところで自身でそれらを活かすことが出来そうですか?
本当にそれらを日々の診療で使いこなし、収入を上げ、安定した経営に繋げていける能力を持っていそうですか?
決して安くはないこれらの設備投資の返済に、どのくらいの数の患者を獲得し診療していかなければいけないのか理解出来ていますか?
相当な数の患者を集め続け他院との差を患者様が実感出来るような診療を日々していかなければリターンを得るに至る額の投資ではないはずです。
その為にどの様な能力が必要か、そしてどの様にその能力を獲得していくかをまず考えるべきではないでしょうか。
集患力が最重要
その答えを導き出す為にまず歯科医師としての自分自身の能力を冷静に客観的に分析する必要があります。
- 処置は丁寧ですか、雑ですか? 手際は良いですか、悪いですか?
- 治療スピードは速いですか、遅いですか? 処置は上手ですか、下手ですか?
- 処置効率は良いですか、悪いですか? 何が向いていますか? 患者人気はありますか?
- 患者集患能力ありますか? スタッフからの人望はありますか?
- 収入を上げられる歯科医師ですか?
皆さんはこの様な分析を自分自身に行った事はありますでしょうか。
この様な自己分析無しに高額な設備投資を行う事はリスクが高すぎる判断だと思います。
先ほど挙げた自己分析の問いに対して最も重要なことは集患能力の有無です。
患者を集めることが出来なければ歯科医師として成功を収めることはあり得ないからです。ましてや大金をかけ医院を重装備化したのであれば、尚更必要な能力と肝に銘じておかなければなりません。
では、どのように集患力を高めていくのか。
まず患者に強烈な印象を残せる「他の歯科医師との差」を持つ必要があります。
その差とは他歯科医師には無い、そしてどの分野の人にも、つまり社会で通用する人間性を磨く必要があります。優しい、熱意がある、誠意がある、話が分かるといった類の印象を強烈に残す必要があります。そしてさらに大事な事としてその上に他歯科医師とは違う「治療観」を表現しこちらでも強烈に印象を残す必要があります。
次に強烈な印象を波及させてくれるネットワークの存在を予想、
そしてその存在を他歯科医師よりも出来るだけ具体的に把握し、ネットワークの波に先程の強烈な印象を乗せる。
その二つを適正なバランスで実施されている医院に自然と患者は集まっています。
「患者が増える」というその仕組みは、たった一人の新患からのネットワークを介して強烈な印象が波及しただけの事です。その波及が早く、そして大きければ良い、ただそれだけです。
年間2000件以上廃院している原因は、上記のような考えを自身で整理できていないことに起因しているとも考えられます。
自分の能力を把握し、それを使いこなすことが出来なければ、どんな高額医療機器を有していても所詮は「宝の持ち腐れ」となるだけです。